働き方改革の一環として、2019年4月の改正により、年次有給休暇の取得が促進されてきました。年5日の年次有給休暇を労働者に取得させるという義務については、会社の理解が進んできたように感じます。 そんな年次有給休暇について、Q&Aを2回に分けて更新します。 「そんなことがあるのか!」「なるほど、この場合はうちではこうしようか。」などと考えを巡らせていただくために、ご参考になれば幸いです。
冒頭の例では、年5日の取得義務を意識し、工場長からX社員に声かけができている点がすばらしいですね。ぜひ取組みは継続していただければと思います。
ところでなぜX社員だけが年次有給休暇の届出が少ないのでしょうか。 仕事が特定の人に偏っているのか、休み明けに仕事がたまるのが苦手なのか。 個別面談等で話を聞き、根本から問題を解決していきたいところです。
この書類は、Excel等で作成し社内で保管します。(労働基準監督署等に届け出る義務はありません。)
勤怠管理ソフトによっては、「有給管理」の機能があり、各社員が年次有給休暇を取得する度に自動で記録をつけ、年次有給管理簿を出力することができるものもあります。
年次有給休暇管理簿の調製は法律上の義務です。社員数が多いほど手間がかかりますので、なるべく勤怠管理ソフト等をうまく活用し効率化しましょう。