このたび「キャリアアップ助成金 正社員化コース」が、拡充されました。
令和5年11月29日以降に、
非正規雇用従業員を正社員に転換する場合、
なんと最大で【120万円】の受給が可能なケースもあります。
まずは、どのようなケースで助成金額がアップするのか、
4つのポイントを下記にご案内いたしますので、
是非、最後までお目通しいただき、お役立ていただければ幸いです。
そもそも【キャリアアップ助成金 正社員化コース】ってなに?
という方のために、ざっくり説明すると、
有期契約社員やパートの方など、非正規従業員の方を、
キャリアアップ促進のため、
正社員に登用し、
賃金を3%以上引き上げるなどの取組みを実施した事業主に対し、
助成金を支給する制度です。
賃上げ以外にも、解雇や会社都合の退職者を出していないことなど、要件は多々ありますが、まずは上記をご理解いただければと存じます。
では、いよいよ拡充ポイント4つのご案内です!
これまでは、1期(6か月)57万円のみでしたが、
2期(12か月)で80万円に拡充され、トータル23万円のアップ!です。
ただし、1期:40万円ずつを2回に分けて申請するため、
正社員転換後12か月以内に退職してしまった場合などは、
1期分の40万円しか受け取れない・・・ということも起こり得ます。
一長一短ありますが、
不正受給を防ぐために審査期間を延長した分、
雇用安定に積極的に取り組む事業主様を支援していこう!
という国のスタンスがうかがえます。
これまで有期雇用契約期間が3年超の場合、
無期→正規 とみなされ、助成金額が半減していましたが、
有期雇用契約期間が3年超~5年以内であれば、
有期→正規のコースで申請できるようになります!
(つまり助成金額は半減されません!)