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「ビジネスと人権」シリーズその➁
人権デューデリジェンスとはなにか
 人権デューデリジェンス セルフチェックリスト

リスク軽減だけではなく、企業の大きな成長の鍵ともなる「ビジネスと人権への対応」。
まずは自分の会社が「人権」について必要な取組みができているか、知ることが大切です。
このチェックリストを使ってまずは確認してみましょう!

 

取組みができているものに☑しましょう。
・☑が1~5個・・・コンプライアンスは大丈夫ですか?早急に見直しましょう!
・☑が6~10個・・・惜しい!もう少し頑張りましょう!
・☑が11~19個・・・GOOD!さらにブラッシュアップしていきましょう!
・☑が20個以上・・・素晴らしい!社外に取り組みをアピールしましょう!

 

●賃金
□ 最低賃金以上の賃金が支払われていますか?
□ 時間外・休日・深夜の割増賃金は適切に支払われていますか?

●労働時間
□ 36協定を締結していますか?
※法定時間外労働(1日8時間超、週40時間超)をする場合は必ず36協定の届出が必要です。
□ 出勤簿やタイムカードで労働時間を把握していますか?
※管理監督者であっても労働時間の把握は必要です。

●ハラスメント防止
(セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、モラルハラスメント等)
□ 就業規則にハラスメント規程はありますか?
□ ハラスメント相談窓口はありますか?
□  ハラスメント相談窓口について周知していますか?
□ 従業員に対するハラスメントを防止する研修を実施していますか?

●労働安全衛生
□ 定期健康診断は実施していますか?
□ 長時間労働が生じないよう労働時間を適切に管理していますか?
□ 従業員の身体に負荷のかかる作業に関して、負担軽減の配慮・対策を実施していますか?
□ 機械等の安全対策をしていますか?
□ 清潔で安全な衛生設備(トイレ、食堂、住居等)が提供されていますか?

●外国人労働者(技能実習生含む)
□ 外国籍の従業員に関して、不当な労働条件(低賃金など)を強いていませんか?
□ 外国籍の従業員が理解できる言語・内容で情報提供、研修が行われていますか?

●子育て支援・少子化対策
□ 育児介護休業規程はありますか?
□ 従業員に育児休業等の制度を周知していますか?

●女性の権利
□  女性活躍支援(キャリア支援等)の具体的なプログラムを実施していますか?
※男女差のない管理職登用や、女性リーダー育成支援、子育てとの両立支援など

●障害者の権利
□ 法定雇用率を達成していますか?
※民間企業の法定雇用率は2.3%(2023年12月現在)です。従業員を43.5人以上雇用している事業主は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。
□ 障害者の権利に配慮し、就業環境の整備などの取組みをしていますか?

●児童労働
□ 最低就業年齢に満たない従業員を雇用していませんか?
□ 最低就業年齢に満たない従業員がいないことを取引先に確認する手段はありますか?
※最低就業年齢・・・満15歳に達した日以後の最初の3月31日まで

●ダイバーシティ・インクルージョン
□ 社会的少数者(外国人・移民労働者、LGBT等)の従業員が不利益を被らないよう、プライバシー保護、相談窓口の設置、意識啓発等の取り組みを実施していますか?

いかがでしたでしょうか? このチェックリストは、取組みの代表例を抜粋したものです。 チェックが少なかった方も、多かった方も、ぜひこの機会に、人権デューデリジェンスに本格的に取り組みをされてみてはいかがでしょうか。 人権への尽力がビジネスにとってだけでなく、社会全体にもポジティブな変化をもたらすことが期待されます。取組みについて詳しくお知りになりたい方は、是非ともご相談ください!
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