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育児休業中・復帰後の年次有給休暇はどうなるの?

よくいただくご質問をQ&A形式でわかりやすくご紹介します。

Q1.育児休業から復職した社員も、「年5日の有給休暇取得義務」の対象になりますか?
A1.はい、原則として対象になります。
育児休業を取得した社員の方も、「年5日の年次有給休暇取得義務」の対象に含まれます。
復職後も、他の社員と同様に有給休暇の取得が促される仕組みとなっています。
Q2. とはいえ、育休明けすぐに5日分を取得できないケースもあるのでは?
A2. その通りです。一部、例外的な扱いも認められています。
たとえば以下のような場合は、「年5日の取得義務」の対象外とされます。

●基準日からの1年間の全期間を育児休業などで休職していた場合
●復職してから基準日までに5日もない場合等、5日分の取得が現実的に難しい場合
このようなケースでは、5日を取得できなかったとしても、法違反とはなりません。

Q3. 育児休業中の、有給休暇の付与はどのように考えたらよいですか?
A3. 育児休業中の期間は、勤続年数についても、出勤率の計算上も「出勤したもの」として扱われます。
したがって、育児休業を取得したことが理由で有給休暇が付与されない、ということは基本的にありません。
Q4. 詳しい情報はどこで確認できますか?
A4. 厚生労働省の資料に、関連Q&Aが掲載されています。
特に『年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説』「22ページのQ13・Q14」に、休職や育児休業と年次有給休暇の関係についての説明があります。
制度の確認や社内運用の検討の際に、ぜひご活用ください。
まとめ

育児休業後の復職支援や年次有給休暇の管理において、適切な対応を行うことが、社員の安心と職場定着につながります。
制度運用についてご不明な点がございましたら、お気軽にパール社労士オフィスまでご相談ください。

(松本)
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