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「ビジネスと人権」シリーズその➁
人権デューデリジェンスとはなにか
 ~はじめに~


2024年に入り、新しくチャレンジをされる方もいらっしゃるかと存じます。
今回は、昨年、何かとニュースなどで取り上げられることの多かった 【人権デューデリジェンス】について、ご案内いたします。

 人権デューデリジェンスとは

一言でいうと、「人権に関するリスク調査と対策」です。
自社だけではなく、取引先を含め、サプライチェーン全体の事業活動において、 人権に関するリスクや影響を評価し、 適切な対策を講じるためのプロセスです。

 なぜ人権デューデリジェンスが重要か


ここ数年、欧州などの先進国を筆頭に、「人権尊重」の法制化が始まっており、 「人権尊重」が遵守されていないと評価された場合、 取引先から外されてしまう、資金援助を受けられるなくなる、などのリスクが生じます。

 人権デューデリジェンスのメリット


1.リスクの特定と軽減
事業活動に伴う人権リスクを特定し、効果的な対策を講じることで、悪影響を最小限にし、 企業の信頼性を向上させます。

2.ステークホルダーとの信頼構築
人権に対する真剣な取り組みを行うことで、 顧客、従業員、株主などステークホルダーとの信頼を得ることができます。

3.CSR(企業の社会的責任)の向上
人権デューデリジェンスは、企業のCSR戦略の一部となり、 企業のブランド価値向上につながります。

4.競争上の優位性の確立
人権へのコミットメントを表明することで、 従業員や顧客の獲得について、優位性を確立することができます。

5.従業員のモチベーションやエンゲージメントの向上
人権へのコミットメントは、組織全体の生産性を高める一因となります。


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いかがでしたでしょうか。
パール社労士オフィスでは、「人権デューデリジェンス」に取り組む事業主様を応援するため、 調査やコンプライアンスの評価について、具体的にアドバイスをさせていただくことが可能です。
「人権デューデリジェンス セルフチェックリスト」をご活用いただき、 法整備など、見直しをされたい方、更にブラッシュアップをされたい方は、 是非、ご相談ください。

皆様と共に、より良い未来を築いていくことを楽しみにしています。

(室)
参考リンク
ビジネスと人権ポータルサイト(外務省HP)
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